テレビ 2013年06月03日05時22分

天道あかね:日高のり子&音無響子:島本須美、夢の対談!「世の中知ると五代さんより三鷹さん」


天道あかね:日高のり子&音無響子:島本須美、夢の対談!「世の中知ると五代さんより三鷹さん」

日高のり子(左)と島本須美(右)の対談

 人気声優・日高のり子と島本須美が28日、東京・渋谷「キッズステーション本社」で行われた「高橋留美子アニメ作品の夢のヒロイン対談」を行った。

 『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』など数多くのヒット作を持ち、その独特の世界観から“るーみっくワールド”と言われるマンガ家・高橋留美子が今年で画業35周年になる。

 このメモリアルイヤーを記念し、株式会社シーエス日本(東京都千代田区)と株式会社キッズステーション(東京都渋谷区)は、各社が運営するCSチャンネル『日テレプラス』と『キッズステーション』において、高橋留美子原作のアニメ『うる星やつら』『めぞん一刻』『犬夜叉』のデジタルリマスターHD版を放送中、さらに、6月より『らんま1/2』を放送。また、『うる星やつら』や『めぞん一刻』、『らんま1/2』のBlu-ray Boxも発売される。

 そこで、高橋留美子作品のヒロインである『めぞん一刻』の“管理人さん”こと音無響子役を演じた島本須美と、『らんま1/2』の天道あかね役、『犬夜叉』の桔梗役を演じた日高のり子の2人の対談が実現。思い出話に花を咲かせつつ、いまだから明かせるエピソードなど懐かしい話で盛り上がった。

天道あかね:日高のり子&音無響子:島本須美、夢の対談!「世の中知ると五代さんより三鷹さん」

 2人は以外にも対談としての顔合わせは今回が初めてとのことで、日高は、「私が声優になりたての頃、須美さんと共演が多くて、須美さんの背中を見て頑張ろうと、目標にしてきました。対談できるのが嬉しいです」と、感慨深げで、ある種“師弟”対談でもある。

 配役について、「オーディションの時には、(音無響子役に)決まっていまして、五代君の役を探していた」という島本に対して、日高は、アニメ『タッチ』の浅倉南役の印象が強かったため、「(天道あかね役の)オーディションの結果がなかなかでなかった。私にしようか誰にしようか悩んだ」と、のちになってから聞いたそうだ。

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タッチの浅倉南よりもらんま1/2の天道あかねが地に近い

 その時を振り返って日高は、「『らんま~』のプロデューサーが『タッチ』のプロデューサーと一緒で、気の強い役を南ちゃんができるのか。と、不安いっぱいだったそうだが、第1話の収録を見て、安心して帰っていった」というエピソードを話した。

 続けて、日高は、「タッチをよくご覧になっていた方は、私のことを『南ちゃんのような人』と思うと思うんです。でも、私は(天道)あかねちゃんよりの人」だそうで、「南ちゃんの時は、(自分を)抑えて抑えて演技していました。それが、あかねで解き放たれた」と、地は「天道あかね」だという。

 音無響子との性格の共通点を聞かれた島本は、「近くもあり遠くもあり。大ボケかます系で、冗談は後で『冗談だよ』と言ってくれないと信じちゃうところは似ているかな。似ていないのは、未亡人じゃない。ただ、家族に言わせると、私は仕切り屋だそうで、もし、私が管理に屋やったら、ただし書きの多いアパートになるだろうな」と、笑わせた。

 日高は、「父が空手の先生で、意外なことに小学校6年生までやらされていたので、武道に関しては親しみがあった。(日高の下に2人の弟がいる3人姉弟だったため、)お姉さんなのに、お兄ちゃんみたいなところがあって、突き飛ばしたり、突き飛ばされたりケンカしていました」と、あかねとの意外な共通点を語った。

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「1日でも私より長く生きて」が印象絵に残っているセリフ

 思い出に残ってるセリフについて島本は、「1日でも私より長く生きて」と、やはり、クライマックスの重要なシーンでの言葉を挙げた。また、「皆さんに言われたのは、『●●さん、がんばってくださいね』という要望が多かった」と、振り返った。原作の中でも、アパートの住人である一ノ瀬のおばさんに茶化されるなど、どちらも響子さんを象徴するセリフだった。

 日高は、「『らんまのバァカァーッ!』(と、あかねになりきって大迫力で言う)や『いいなづけなんて冗談じゃないわよ』など、ケンカのセリフが多く残っている」と、こちらも、らんまとあかねの関係を象徴するセリフが挙がった。特に、外国でも放送されていた『らんま1/2』は、外国でイベントをやった時に、「『らんまのバカ』と言って会場が沸いたのは初めて。外国の方が日本語で、ご唱和するんですよ(笑い)」と、20数年前から、日本のアニメは外国で人気だったようだ。

 声優のめぐり合わせも面白いそうで、『タッチ』で、タッちゃん(上杉達也)を務めた三ツ矢雄二が、『らんま1/2』で、日高演じる天道あかねの片思いの人である接骨院の小乃東風先生にキャスティングされたそうで、「そのときは驚きました。音響監督さんが、『日高さんは、三ツ矢さんが来ると緊張しちゃうんだね。恋する乙女で可愛らしかった』と、言われてしまって・・・」と、普段は、比較的若手の声優陣でやっていたので、ベテラン声優に緊張したという。

 さらに、『めぞん一刻』で響子さんと結ばれる五代裕作を演じた二又一成が、『らんま1/2』では、超根暗な五寸釘君を演じるなど、「声優の方たちの素晴らしさを肌で感じた瞬間」でしたと、ベテラン声優陣の振り幅の広い演技ぶりに圧倒されていたという。

 また、(らんまの父である)早乙女玄馬と(あかねの父である)天道早雲の師匠で、「無差別格闘流」の創始者である八宝斎(はっぽうさい)声をベテラン声優の永井一郎が担当したが、「あっかねちゃんのパンティー大量じゃ~」というセリフを、嬉々としてやっていたという。

 それを見た日高は、「ここまでやらなくてはいけないのか」と、思ったそうで、「らんまはありえないキャラがいっばいでてくるんです。ベテランの声優さんたちが、ゲストでキワモノキャラを演じるんです。面白くしようと全力投球している姿を拝見して、本当に勉強になった」と、のちの声優のしごとに大変役立ったと振り返った。

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「世の中を知ってくると五代さんより三鷹さん。苦労しなさそう」

 それぞれの作品で好きな男性キャラクターを訊かれると、島本は、「本来ならば、五代さんなんでしょうけど、世の中を知ってくると三鷹さんかな。優しいし、ナルシストだけど、苦労しないかな」と、まさかの爆弾発言。

 日高は、「『らんま1/2』なら、響良牙クン。『タッチ』ならカッちゃんが好きと、昔は一途キャラが好きだったんですけど、今なら、タッちゃんの良さが分かるように、今はらんまがいいなぁ」と、年齢や人生経験を踏まえると、好みのキャラが変わってくるようだ。

 島本は、『うる星やつら』にも、父親を含む、一切の男性と面識を持つことなく成長した極度の箱入り娘。小さいころから重い甲冑を着けてトレーニングさせられていたため、人間離れした怪力と桁外れの運動神経を持つ超美少女・水乃小路飛鳥役を演じている。

 島本は、「原作も知らないし、そんな恥ずかしがり屋さんなので、あんまりおっきい声も出しづらい。台本に<ガチョーン、ギギギッチョン>と書いてあったんですけど、本当は、効果音だからいらなかったんです。だけど、飛鳥のキャラと口調で、そのまま読んじゃったら、それが面白くて採用になりました」と、“笑激”のエピソードを。

 日高は、『犬夜叉』に桔梗役で出演しているが、「難しかったです。桔梗は、死んじゃっているのに、まだ、犬夜叉への思いが断ち切れず、情念で蘇えっているんですでも、私はサバサバしている性格なので、情念がよくわからない。それでいて、シリアスキャラなので、セリフが長ゼリフで、テンション高く言わなきゃいけなかった」と、苦労話。

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先輩声優さんの仕事ぶりが大変勉強になった

 ところが、「日暮かごめ(ひぐらし かごめ)役の雪野五月ちゃんが桔梗の気持ちがわかるというんですよ。私はかごめの気持ちがわかる。犬夜叉の何かを許しちゃうキャラなんですけど、それは五月ちゃんは『許せない』と言うんです。2人で『性格と役が真逆だね』と話していました。だから、かごめと桔梗を入れ替えてやってみたい。私たちのお楽しみのために。『情念が理解できる』といった五月ちゃんの桔梗を聞いてみたい」と、スピンオフ的なことを提案した。

 高橋留美子作品は、ヒロインが男女ともに惹かれるのか。その魅力を問われると、島本は、「男性が、みんなどうしようもないやつら。女の子がしっかりしないとダメんなっちゃうようなダメ男が主人公なので、女性がしっかりせざるをえない」と、響子さんになりきったかのような感じ。

 日高は、「あかねちゃんやったときに、『可愛いとこもある。あかねちゃんみたいに強い女の子になりたいと思います』と、小学校の女の子から手紙をもらったんです。同じような気持ちで素直に聞いちゃう、裏表がないのが魅力。ヒーローがダメ男の場合と、恋の間で揺れ動く男の場合。どちらもイライラするんですけど、男の子のダメさを、可愛らしい部分として描いている。そういう男の子を受け入れている女性は、より魅力的に見えるのかな」と、女性の複雑な心理を解説した。

 最後に、アニメ放送とデジタルリマスターHD版について、島本は、「『青春をもう一度』と見ていただく方と、子どもたちと共有できるいい機会だと思います。家族でデジタルリマスターHD版をお買い上げいただいたり、テレビで見ていただきたい」と。

 日高は、「20数年前の作品なのに、ギャグの才も古びない。今の子が観ても面白さある。私の子供もらんまにハマりました。学生時代に楽しんでいただいたものを、デジタルリマスターHD版でキレイな画面でお楽しみ頂ける。昔のエネルギーが甦ってくる。満ちあふれてくると思います。笑うと健康にいいので、留美子先生の絶対にありえないナンセンスな世界を楽しんでいただきたい」と、アピールした。

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 ■アニメ『うる星やつら』(デジタルリマスターHD版)(4話連続放送)
  【放送チャンネル】キッズステーション
  【放送日時】2013年4月13日(土)より(毎週土)午後11時~深夜3時
 ■アニメ『らんま1/2』(デジタルリマスターHD版)
 【放送チャンネル】キッズステーション
 【放送日時】2013年6月1日(土)、6月8日(土)午後9時より先行放送
 2013年6月10日(月)より、(月~金)午後11時~午後11時30分※日替り
 ■アニメ『めぞん一刻』(デジタルリマスターHD版)
  【放送チャンネル】日テレプラス
  【放送日時】2013年4月15日(月)より(毎週月~金)午前8時30分~9時 ほか
■アニメ『犬夜叉』(デジタルリマスターHD版)
【放送チャンネル】日テレプラス
【放送日時】2013年5月27日(月)より(毎週月~金)午前8時~8時30分 ほか

 ■チャンネル情報
 キッズステーション:http://www.kids-station.com
 日テレプラス:http://www.nitteleplus.com

  スカパー!(Ch.300)、スカパー!プレミアム(Ch.619)、J:COM(Ch.757)ほか全国CATV
  ひかりTV(Ch.555) ※視聴にはご契約が必要です

 

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音無響子役の島本須美

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天道あかね役の日高のり子

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島本須美

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日高のり子


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『めぞん一刻』の「デジタルリマスターHD版」。音無響子

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『めぞん一刻』の「デジタルリマスターHD版」。五代裕作

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『らんま1/2』の水をかぶってパンダになった早乙女玄馬