インタビュー 2012年08月14日17時07分

【インタビュー】「笑ってコラえて!」放送で話題沸騰アレックス・ヨーク 納豆もウニも大好物


【インタビュー】「笑ってコラえて!」放送で話題沸騰アレックス・ヨーク 納豆もウニも大好物

日本のことを熱弁したアレックス・ヨーク

いま、東日本大震災からの復興・未来への願いを込めた楽曲『CHANGE』を、日本語で歌っているアメリカ人歌手のアレックス・ヨーク(Alex York)が、ネットで注目を集めている。今年1月にYouTubeで同曲が公開されると、(8月10日正午)現在まで65万回以上再生され、Facebookの「いいね!」が8万4673人、twitterのフォロワーが7万9547人(いずれも8月10日正午現在)。
そして、ついに、8月8日に放送されたタレント・所ジョージ(57)が司会を務めるバラエティー番組『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系、水曜・午後7時56分~)で、日本で初めて公共の電波でお披露目された。
日本デビューに向けた打ち合わせのため、緊急来日したアレックスを直撃し、ビデオでのテレビ出演だけではわからなかった素顔に迫った

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ビデオ出演ながら、見た目はどう見ても外国人という風貌から想像が出来ないほど、流暢な日本語で自己紹介をし、自曲ばかりか、美空ひばりの楽曲をロック調にアレンジし、しかも日本語で歌う。そのインパクトたるや相当なもので、(『笑ってコラえて!』が)放送された瞬間だけでも1000に近いツイートがきたり、YouTubeにも書き込みが殺到するなど「反響は大きかったんですよ~」と、嬉しそうに、人懐っこい笑顔で、フレンドリーに話しかけてくるアレックス。
まずは、自分で作詞・作曲したという話題の楽曲を作ろうと思ったキッカケから聞くと、
「日本の方の震災に対する反応に尊敬しまして、元気が出るような曲を作曲してみました。できるだけ正しい日本語で歌いたいと思って頑張りましたね。日本だけでなくアメリカのファンからも反響がありましたね。YouTubeで聴いてくださったので嬉しかったです」と、その思いを語り、自身の活動の2割を震災救援の寄付に充てているという。

【インタビュー】「笑ってコラえて!」放送で話題沸騰アレックス・ヨーク 納豆もウニも大好物

『笑ってコラえて!』では、『CHANGE』以外にも日本語で作詞・作曲した『American Boy』も数小節流されたが、その歌詞の中には、「♪納豆はやみつきウニもたまらない~」というユニークでインパクトのある部分も反響が集まった。これはヨーク自身の実体験から来ているという。
「大学生のときに名古屋の岡崎市に3ヶ月ホームステイをしました。そこで、納豆の生卵乗せもチャレンジしました。ただ、生卵は朝からちょっとキツイので、うずらの卵とかを乗っけると食べやすいです。ネギとか、ついてるタレと合わせるのがいいですね」と、日本食が好きな外国人でも苦手という人が多い納豆が大好きだという。
ということはウニも平気なのか?
「最初に食べてみた時に、あまりよく分からなかったんです。けれど、『これは珍味だから』と言われて、その珍味のおいしさがわかるように何度も食べてみて、好きというか、やみつきになりました。日本食に限らず、世界の珍味ってそういうのがあるのかな」と、いまでは思っているそうで、日本食で苦手な食べ物がないばかりか、「梅干しも好きですし、イカの塩辛とかもいいです。ラーメンが好きで、スープなら、とんこつ、担々麺かな。麺なら縮れ麺ですね(笑い)」と、外国人にしては、かなりの日本食通ぶりだ。

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日本のことに興味津々なアレックス

ここまでもすべて本人と日本語でやりとりし、「日本語がすごくお上手ですね」と伝えると「まだまだです」とはにかむアレックス。彼が日本語をマスターしたのは米イェール大学に進学し、日本文学を専攻し古典文学を学んだということもあったが、やはり、3ヶ月のホームステイ体験で日本に魅了されてしまったという。
「それが、日本にやみつきになるきっかけになりました。きしめん、手羽先もよかったですね(笑い)。ホームステイのお父さんに神社とかお寺とか連れて行ってもらいましたね。平日は授業で余裕がなかったんですけど、週末は日本を回りながら日本文化を体験しようと、大阪、京都、東京、飛騨高山とかに行きました。その時に、奈良にも行きまして、神社も綺麗でしたが鹿がいました。鹿は見た目はいいんですけど、中身は怖いですね。鹿せんべいをあげようとして追っかけられて、絶望的な状況にもなりましたよ(苦笑い)」と、日本人でも、そこに行けば誰もが体験するアレの洗礼を浴びたそうだ。そういう観光客みたいな感じで、東大寺とか祇園祭にも行ったという。
当然、鹿の話は、先の『American Boy』の中に、「♪でも奈良でハラハラ せんべいをあげるまで つきまとう 鹿 Aerican boy~」という歌詞になっている。

それにしても、Facebookやtwitterは、英語ときれいで丁寧な日本語を混在させた文章を載せているし、ここまでの話し言葉もキレイな言葉づかいなのだが、「ホームステイの家族のおもてなしのおかげで、日本語がさらによく身についたという感じです。名古屋でできた友人ともやりとりして日本語が上達できたというのはあります」

元々アレックスが日本に対して興味を持ったのは幼少時代にまでさかのぼる。
「日本に興味を持ったのは小学生のころでした。学校では2つの科目がありました。イタリアと日本だったんです。それで日本に興味を持ってきたんです。日本の美意識とか秩序とか、創作的な雰囲気だったのが好きだった。折り紙、剣道、茶道など、学校の小さい時に体験できました。折り紙はツルをチャレンジしましたね。でも、これは誰に教えてもらうのでもなく自分からでした。日本が気に入って。教室には折り紙を学ぶ教室とか、教師があまりいなかったので」

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どんな質問にも笑顔で答えてくれるアレックス・ヨーク

そんなアレックスから見て日本という国はどんな国に見えるのだろうか。
「日本食、生活の仕方、日常の生活でも美しいものを作ったり、頂いたり、体験したりするのが日本的なものという印象です。人生を美しくするような習慣、方法を、僕は日本から勉強させてもらっています」

アレックスが感じる日本にあってアメリカにないものは何なのだろうか。
「ニューヨークのような大都市は国際的な街で、すごい豊かな食文化があるんですが、地域によっては、たまに品質の良い野菜とかが手に入りにくくなり、食文化が衰えてきたんじゃないかと思う所もあるんです。アメリカ中、どこに行っても、いい食文化があったらって。それに美意識。自分の人生を芸術作品にしたいと思うんです。アメリカは自由で素晴らしい国です。でも、時々、自由過ぎて、自分の人生を芸術作品にするような方法が見つけにくいときもあるような気がします。日本は食文化とかでも、何でも芸術作品にしてしまう変換力がありますよね」

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アレックスとの時間もあっという間に終わりを告げる。最後に影響を受けたミュージシャンを尋ねると、「デヴィッド・ボウイ、クイーン、ビートルズ、サザンオールスターズ、モンゴル800、美空ひばり」と、和洋問わないアーティストを挙げたアレックス。日本には5日間滞在し過密スケジュールだそうだが、空いた時間では「ラーメン巡りをしたいですね」と、思いを馳せ、日本への好奇心はどこまでも尽きないようだった。

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アレックス・ヨーク

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アレックス・ヨーク