俳優・女優 2012年06月05日21時45分

山本太郎 新婚生活は「最高です!」オダジョー 吊るされ「吐きそうだった」


myway_05

過酷なロケに挑んだ2人

 先月29日、自身のツイッターで年下の一般女性との結婚を発表した俳優・山本太郎(37)が5日、都内で行われたブルーレイ&DVD『マイウェイ 12,000キロの真実』(ワーナー・ホーム・ビデオ)リリース記念特別試写会に主演俳優のオダギリジョー(36)とともに出席。結婚発表後初となる公の場で、「最高です!」と笑顔を見せた。

 憲兵隊司令官を祖父に持つ日本人の長谷川辰雄(オダギリ)と、使用人一家の息子である朝鮮人のキム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)は、1928年、日本占領下の朝鮮半島で出会い、ともにマラソンでオリンピックを目指す良きライバルに。だが、戦争という時代の荒波は2人の友情を引き裂き、日本軍の上官と部下として、運命の再会を果たす。さらにアジアからノルマンディーまで過酷な12,000キロの旅が続き…。

 場内から割れんばかりの歓声と拍手で迎えられた2人。オダジョーが「もう2年ほど前の話になるので、ほぼ忘れてまして…。きょうみなさんと一緒に思い出していければ」と、脱力系の挨拶で和ませれば、山本は「どうも、原発です。あっ、間違えた! すいません」と、自身をネタにした挨拶で、場内爆笑! さらに「このDVD、ブルーレイが発売されて、一番嬉しいのは監督でもなく、チャン・ドンゴンさんでもなく、オダギリ君でもなく、僕なんですよ。理由わかりますか? まだ一度も本編観てないんですよ!」とオチをつけたが、観客の反応がイマイチだったのか、「ちょっと引いてますね、お客さん。でも、この日を楽しみに待ってたんです」と反省する。

 日本・ソ連・ドイツと3つの軍服を着る数奇な運命をたどった日本人、長谷川を演じたオダジョーは、韓国人や中国人の俳優も多数いる中での撮影を振り返り、「きっと太郎君もそうだと思うんですけど、“日本の俳優がなめられてたまるか”というか。『やるな~日本人』って思わせたいじゃないですか。欲として」と、国を背負った頼もしい発言。

 曹長・野田役の山本は、 「野田は凄い嫌なヤツですからね。役作りといったら大変でしたよね。こんな苦労した作品ないですよ」とした上で、「僕がやった野田は悪い日本兵として登場するから、凄く抵抗があった。太平洋戦争での日本兵ってイメージが悪いけど、それがすべてではないし、占領している地で手を差し伸べた人もいるだろうし。その人のバックグラウンドが含まれているものがないとやりたくないと言って、しつこくネゴシエーションしていった」と、台本を巡って何度も話し合いの場を持ったことを明かす。だが、結局は「人間の中にいろんなキャラクターがあって、その中の一人として野田を演じてほしいんだと言われて、気づいた」と納得したようだ。

 総製作費は韓国映画史上最高額の25億円で、9ヵ月もの長期間で撮影が行われたが、オダジョーは「長かったですね。ほぼ行きっぱなしでしたし。そのときにちょうど地震もあって、自分の子供が産まれて。いろんなことがこの作品を撮っているときに起こった」と感慨深げ。

 だが、一つの作品を9ヵ月もかけて撮ったことにはうんざりしているようで、山本が「韓国ロケオールアップの感動に満ちているときに、オダギリ君は子犬のような目で見てるんですよね。僕もギャラが出るんだったら、ずっと残りたかったですけど」と、舞台裏を明かす。するとオダジョーも「みんなが『まだ(撮影)残ってるけど、頑張ってね』みたいなメールをくれたんですけど、凄く終わった感が溢れていて、寂しかった。もうちょっといてくれないかな~という思いがありました」と、そのときの心情を告白した。

 マイナス17度の極寒の中、吊るされるという過酷なシーンについて、オダジョーは実際の場面が映し出されたスクリーンを見つめながら、「本当に寒くて、一番大変でした。全体重が一箇所にかかるので、本当に吐きそうでしたね」と回顧。
myway_03

 また、共演した韓国の俳優チャン・ドンゴン(40)について、オダジョーが「本当に立派な方で。まあ、ケチのつけようのない人でしたね」とベタ褒めすると、山本も「何一つ悪いところがない。完璧です」と同調。さらにオダジョーは「本当に素晴らしい俳優であり、素晴らしい人間だと思います。映画スターというのは、こういうものなんだなと感じた」と、劇中でのライバルに刺激を受けたようだ。

myway_08

花束で結婚を祝福

 最後に山本が「この映画を観終わった後、戦時下じゃない状況で生きていることに感謝すると思う。こういう悲惨な状況にならないように、いま生きている人たちが方向性を変えていくことが必要」と真摯なコメントで締めようとしたが、「観てない僕が言うのもなんですけどね!」とおどけてみせる。その弾みで、後ろのパネルに頭をぶつけてしまい、場内が爆笑に包まれた。

 フォトセッション時には、オダジョーが新婚の山本を花束で祝福するというサプライズも。去り際に、報道陣に「新婚生活はいかがですか?」と聞かれた山本は、「最高です!」と答えてみせた。

 6日、ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産)は3980円(税込)で発売。同日レンタル開始。
myway_09

 

 

myway_04

オダギリジョー

myway_01

「監督にむかつくこともあった」

myway_06

山本太郎

myway_02

「オダギリ君は修行僧みたい」

myway_07

フォトセッション