俳優・女優 2020年10月10日11時01分

芦田愛菜「心の揺れは1人のシーンにこそ現れるものなのかなって」


芦田愛菜「心の揺れは1人のシーンにこそ現れるものなのかなって」

 

 女優・芦田愛菜(16)、俳優・永瀬正敏(54)が9日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『星の子』(監督:大森立嗣/配給:東京テアトル、ヨアケ)初日舞台あいさつを大森監督(49)、タイトルアートを担当したアーティストの清川あさみ氏とともに開いた。

 作家・今村夏子氏の同名作が原作。両親から愛情たっぷりに育てられた中学3年生・ちひろ(芦田)が主人公。両親(永瀬、原田知世)は、病弱だった幼少期のちひろを治した“あやしい宗教”を深く信じているという家庭。中学3年になったちひろは、一目惚れしてしまった新任のイケメンの南先生(岡田将生)に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまう。そして、彼女の心を大きく揺さぶる事件が起きる――。

 全国19劇場と中継をつないでのものとなり、芦田は「きょう無事にみなさんにお届けできたことが嬉しいですし、中継でこの映画を観たいと思ってくださっている方と初日を迎えられたのが嬉しいです」と、笑み。

 さらに、芦田の地元の兵庫の劇場にもつながっているということで、関西弁であいさつをと言われた芦田は「きょうは楽しんでってやー」と、はにかみながら手を振って盛り上げに一役買った。

 撮影・役作りへ芦田は「監督はこういうふうに演じてほしいと具体的には言わない方で、シーンについてお話するうちに、ちひろになるための課題を頂いていたようなそんな感覚だったんですけど、役について委ねてくださっている感じでしたけど、監督と2人でちひろという女の子を作り上げていく感覚が嬉しかったです」と、演じながら監督と二人三脚で作り上げていったよう。

 ちひろというキャラクターへ芦田は、「宗教や両親のことで周りからどう見られているか気にする部分もありますけど、学校に行けば心許せる友達がいて、多面的な部分は表現したいと思っていました。それと心の揺れは1人のシーンにこそ現れるものなのかなって思って、ふと決意や悲しみが見えた時、ちひろの本音の部分を見せられたらいいなと思いながら演じていました」と、人といるときと1人でいるときを意識していたようだった。

 一方、永瀬は、「どういうふうにジャージを着ようかとか、(劇中の宗教の儀式で)頭にタオルを乗っけようかというのを原田さんとか監督と相談しながらやっていました。芦田さんも前のイベントで言っていた信じると部分ですね」というディティールを詰めていったという。

 作品にかけて、自分がこれまで信じていたものが意図せず違ったものはという質問も。これに芦田は声のトーンを一段あげ「猫の可愛さ!」といい、「飼う前までも、可愛いなと思っていたんですけど、思っていたよりも可愛くて毎日癒やされていて。みんながいるところに、いつも必ず近くにいてくれたりして、そんなところが可愛くて愛おしいです」と、笑みが浮かんだ。

 イベント後半には、清川氏から本作に使用されたタイルアートを芦田へプレゼントの一幕もありつつ「この映画を通して、『信じる』とは何かというのを深く考えたんですど、人それぞれ結論は違っていてそれでいいのではないかと思っています。みなさんにとって『信じる』とはなんだろうとか、考えるきっかけになっていたら嬉しいです」と、メッセージを寄せていた。

 映画『星の子』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開中!

芦田愛菜「心の揺れは1人のシーンにこそ現れるものなのかなって」

芦田愛菜「心の揺れは1人のシーンにこそ現れるものなのかなって」

 

芦田愛菜「心の揺れは1人のシーンにこそ現れるものなのかなって」