モデル 2017年03月03日12時00分

ジュウオウジャー出演の柳美稀好きな漫画はハンター×ハンターで「遅さも耐えられるぐらい好き」


ジュウオウジャー出演の柳美稀好きな漫画はハンター×ハンターで「遅さも耐えられるぐらい好き」

「吉田尚記のコミパラ!」公録イベントが開催(写真左から宍倉編集長、柳、吉田アナ、左藤氏、大和田氏)

 講談社モーニング35周年×ニッポン放送『吉田尚記のコミパラ!』番組公開収録イベントが2日、東京・有楽町ニッポン放送内で開催。同局の吉田尚記アナウンサーを司会に、漫画家・大和田秀樹氏、左藤真通氏、現モーニング編集長の宍倉立哉氏、モデルで女優・柳美稀をゲストに迎えてさまざまな裏話や本音トークが飛び出す、中身の濃いもので盛り上がった。

 ラジオ番組『今夜もオトパラ!』(同局、午後5時30分)の金曜日放送内でオススメのコミックを紹介するコーナー『吉田尚記のコミパラ!』のイベント。昨年12月に続いて、今年35周年を迎える講談社『モーニング』とのコラボレーションとして第2回目となる公開収録イベントとなる。

 ゲストの大和田氏は麻雀漫画『ムダヅモ無き改革』や『機動戦士ガンダムさん』の作者で知られ、同誌では戦後政治史に脚色を加え、大蔵省次官から政治家に転身、やがて総理大臣となった池田勇人の活躍を描く歴史漫画『疾風の勇人』を。左藤氏は最先端テクノロジーの結晶である「二足歩行ロボット」の開発に成功し、ロボットに青春を捧げた男の、世界を変える戦いを描く『アイアンバディ』を同誌で連載している。

 まずは序盤に記者から質疑応答があり、宍倉編集長へ、今回のゲストが大和田氏と左藤氏の2人になった理由への質問が上がったが、「手を挙げてくれたんです」と、返答が。左藤氏によると、実は編集部内でも10人ほど手が挙がるほどの中でのものだったそうだが、今回の経験へ「何か漫画に生かせないかなと思って」と、何にでも興味を持って学ぼうとする姿勢を見せ、観客たちをうならせる。

 スーパー戦隊シリーズ『動物戦隊ジュウオウジャー』でセラ/ジュウオウシャーク役を演じたことで知られる柳はというと、「大好きな漫画を描いている方にお会いできるって生きていてもレアじゃないですか。本当にウキウキしてきて」と、心を弾ませてやってきたのだとか。漫画大好き女優として呼び込まれたが「小学校のときから夢を見せてくれるので大好きで」とのことで、人生で好きな漫画を講談社以外でもと制限を抜きで尋ねると、『HUNTERXHUNTER』を挙げ「本当に好きな漫画は『HUNTERXHUNTER』でアニメも観ているんです。すごい出るのが遅いですけど、その遅さも耐えられるぐらい好きです(笑)」と、アピール。もちろん『モーニング』で気になる作品へ『眼鏡橋華子の見立て』と挙げ、メガネを装着する一幕もあった。

 その流れで吉田アナが宍倉氏に編集者の立場で『HUNTERXHUNTER』のような制作体制はどうかと尋ねたが、宍倉編集長は「最初は許せないと思うんですけど、面白いのが上がってくるとまあいっかと思ってしまう。それでまた苦しむというか(苦笑)」と、本音も引き出し、場内を沸かせていた。

 そしていよいよ吉田アナが1人1人をピックアップしてトークへ。まずは宍倉編集長とは『モーニング』の人気作の解説からスタート。漫画家・弘兼憲史氏の『課長島耕作』シリーズで、連載開始当初サラリーマンで出世を喜ぶというそれまで漫画で見たことのない世界を先駆けて提示したことや、『クッキングパパ』で作者のうえやまとち氏が実際に作っている料理が毎回作品に載っていること、『沈黙の艦隊』では作者・かわぐちかいじ氏のスタッフが潜水艦の内部の細かい部分まで手書きしていたり、かわぐち氏が頭のなかにある潜水艦をスタッフに指示しながら描き上げるという神業のような作業をしていることを明かし、宍倉氏は「このときの初代編集長は『俺達はスピルバーグを超えている』と言っていましたね」と、回想することも。

 続けて宍倉氏がかかわった作品の話しとなり、『GIANT KILLING』が元サッカー日本代表の監督を務めたイビチャ・オシム氏の言葉を漫画にしたらという発想からスタートしたこと。『カバチタレ!』では原作の田島隆氏が、漫画家・青木雄二氏の『ナニワ金融道』の海事代理士篇でアイデアを売り込んだという行政書士だったということや、漫画を担当する東風孝広氏と田島氏が親戚という、思わずヒザを叩きたくなるような話も。そんな『モーニング』の歴史とともに、同誌の特徴へ、宍倉編集長が「全体的に汗臭いというか、濃いのが特徴ですね」「マーケティンはしないです。ジャストのモデルでみんなが知らないものの方がいい。今より先にみんなが気にしていそうなことをと思っていますね」と説明もしていた。

 そこから、『モーニング』がなぜグラビアをやらないかを吉田アナが尋ねたが、「読者からのアンケートを見ていると、家に持って帰った時に、グラビアがないから許されることがあるじゃないですか。奥さんやお子さん、恋人とか」との返答も。

 後半では大和田氏の時間になり、『疾風の勇人』の連載に何か決め手はなかったのかへ「単行本が早く出るかなって」と、週刊で出るということだったと明かされ、これには吉田アナも観客たちもビックリという感じのよう。さらに、池田勇人を漫画にしようと思った経緯は「『ムダヅモ無き改革』を描いていたときに、戦後政治史調べていて面白いなって。『貧乏人は麦を食え』というのはなかなか言えないですよ。なんでこのおっさんこんなこと言ったのかとかあるんですよね。あと、マッカーサーは有名ですけど、何をした人かはあまり知られてなくて」と、興味が尽きない人物だったからだったそう。劇中では一見、池田勇人が無茶苦茶なことをしているように見えるが、「変なことをやっているのは本当のことで作っているわけじゃないんです」と、基本的には史実エピソードに基いているとも話していた。

 そして左藤氏。ひょうひょうとしていた大和田氏とは対象的に、「モーニングで連載できるとは思っていなかったんですね。いま信じられないんですよ。だから誌面を見るたびに載ってるなって。ひと事みたいな感じで、結構うまいなって」と、単行本が2巻まで出ていてもいまだ実感がないのだとか。

 同誌への連載までの経緯について左藤氏は、「ネットにアップしていた漫画を見た編集の方から声をかけて頂いたんです。『モーニング』にかんしてはお話を頂いて」とのことで、吉田アナがどんな作品をネットに上げていたのかを問うと、「セガサターンを紹介する漫画をずっと個人で描いていて。ずっとゲームが大好きですし、漫画家をやる前はゲームのチェックをする仕事とか、海外のゲームの英語を直していました」と、これまでの経歴を披露すると、柳が「セガサターンが分からないんです」と苦笑いを浮かべ、ジェネレーションギャップを感じさせるコメントも。

 なぜセガサターンの漫画から『アイアンバディ』の連載となったのかへ、「担当さんはみんながあんまり知らないものを説明するのがうまそうだなと思ったらしいんです。セガサターンを知らない人が見ても楽しんでもらえるように描いていたので。『アイアンバディ』は知らない人が分かるようにと思って描いていますし、僕も知らないことが多いので、楽しいですよね」と、笑みを見せた。ちなみに、左藤氏は家に4台ほどセガサターンがあるとも明かしたり、主人公のライバルキャラクター・椎野がサカナクションの山口一郎に似ていることを吉田アナが指摘すると、「そうです(笑)。キャラクターデザインをしているときにサカナクションの曲を聴きながらでほおがこけていってしまって」と、その通りだったと、観客たちを沸かせるエピソードを連発し盛り上がっていた。

 ほかにも誌面ではお伝え切れないほど爆笑のやりとりや裏話が飛び出しまくった本イベント。その一部はあす3日放送の『吉田尚記のコミパラ!』にて放送されたり、翌週には番組公式サイト(http://www.yoppy.tokyo/category/special/comipara)にて詳報レポートがアップされる予定となっている。

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大和田氏の無茶振りで絵を描くことに

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