ライブレポート 2015年11月25日20時00分

声優・中村悠一ガンダム「サンダーボルト」“なぶり殺し”シーン熱弁が思わぬ裏話に


声優・中村悠一ガンダム「サンダーボルト」“なぶり殺し”シーン熱弁が思わぬ裏話に

アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第1話先行上映が開催!

 アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第1話先行上映が23日、東京・ベルサール秋葉原で開かれた『ガンプラ EXPO ワールドツアー ジャパン2015』内で開かれ原作者の太田垣康男氏、松尾衡監督、小形尚弘サンライズプロデューサーが登場。シークレットゲストとしてイオ・フレミング役の中村悠一、ダリル・ローレンツ役の木村良平も参加した。

 『MOONLIGHT MILE』などで知られる太田垣氏が『ビッグコミックスペリオール』連載している同名作が原作。TVアニメ『機動戦士ガンダム』の一年戦争の世界観を元に、地球連邦軍サイドの主人公で一癖も二癖もあるイオと、ジオン公国軍サイドの主人公でエーススナイパーのダリルを軸に展開していく。『機動戦士ガンダムUC』のスタッフが再び多く集まっていることでも話題の作品だ。

 太田垣氏は、アニメを観ての感想を、「漫画だともちろん音楽は流れませんので、読者のみなさんの想像の中だけで補完してもらっていました。それを(音楽担当の)菊地(成孔)さんの音楽でイメージしていたものと近いものがハマっていたので、僕は嬉しかった。ガンダムのビームライフルの音が入ると本当にガンダムみたいなんですよね(笑)。スタジオで白箱を見せて頂きましたけど、観た時に目頭が熱くなりました」と、満足げな様子。

 続けて、イオを演じてみた感想を中村は「原作を読んでみて、自分なりの解釈なのですが、ダリルがいい人物に映って、(イオが)悪者に映ればいいのかなって。イオなりの正義もあるとは思うのですが、どちらかというと、敵方の仇役に映ればいいのかなって。強者の立場から話をしたりとかすればいいのかな」と、実感を話す。

声優・中村悠一ガンダム「サンダーボルト」“なぶり殺し”シーン熱弁が思わぬ裏話に

場面カット

 実は本作は声優の演技を先に録り、そこに画を合わせているプレスコ方式で作られたそうで、松尾監督は中村と木村の2人を見ながら「お前ら本当にスケジュール合わなかったからなぁ」とぼやく。そのなかで、木村は「ダリルをもっと若く作りたいというところが大きくて、そこは印象的だった部分ですね」と、しみじみ。

 太田垣氏はその2人の声について、「プレスコはお任せで、2人のイオ像、ダリル像でお願いしました。私の脳内で声を再生するときは、イオもダリルももうちょっと老けていたんですが、2人の声のおかげでエネルギッシュで若返ってくれたのは嬉しかったです」との声を寄せることも。

 オーディションで配役を決めたそうだが、木村はイオ役も受けていたなどの話もありつつ、中村、木村ともにお互いの印象へ、中村は、「やっぱりプレスコなので、掛け合うとき画のガイドよりは横にいる演者さんの演技プランだったり、かけてくるものを軸に動いていることが多いので、知っている人でかつ信頼できる役者さんたちがいるなかでやらせていただけるのはありがたいことだと思いましたし1、2話を一緒に録りましたが、僕がこう出る、良平がこう出すというので、一緒にやれてよかった。プレスコはいい場合と悪い場合があるんですが、良かったです」といい、木村もそれを受け「一番最初にイオが中村さんと聞いて『よし!楽しい!』と思いました(笑)僕達役者にとっても、完成する作品にとっても大きいものになったと思います」と、手応えを語っていた。

 そんな本作の制作へ松尾監督は、「みなさんには少しわかりづらい話になると思うのですが、こういう短いタイトルを作るときというのは、制作の手順などをもう少し初心に返ってやりましょうみたいなところを気をつけてやったんです。そうしたら思わぬ副産物があって、音楽をはめる編集のときに、ほぼ色がついた状態だったんです。そういう手順をきっちりやってくれたサンライズの制作のおかげで、おそらくサンライズの作品のなかでもかなり恵まれた環境で仕事ができたんじゃないかという実感はあります。それによって音楽とうまく合わせられたのかなと思います」と、状況をしみじみ。

 アニメ第1話の内容について、中村が「原作のコミックでは1カットで処理されているんですが、(サンダーボルトが)ザクをなぶり殺すというシーンがあるんです。どう観ても悪人じゃないですか(苦笑)。もう、イオの性格がにじみ出るものになっちゃってます。あの中において、どういう存在であるか、どういう脅威であるかが一言で説明できる。あんな印象的に悪者のように出てくるガンダムっていないんじゃないだろうかと思っています」と、映像の説得力を熱弁。

 すると、松尾監督が、「ああいうカットの作業は大変なんです。なので昔、作品で尺を短めに作ったんですが、そのときの悔しさみたいなのがあって、今回はサンライズの1スタって(作画の)うまい人が集まっているから、ちょっと長くてもいいんじゃないかなと思って20秒くらいのカットにしたんです。そうしたら、『UC』でも総作監をしていた玄馬宣彦さんが担当したんですが、あの人が勝手に6秒くらい伸ばしてきた(苦笑)。分厚い(原画が)いっぱい来たんです。これどうすんだよと。それで実はビッグガンを撃つのを1発減ってるんです。でも玄馬さんは、『ガンダムがもっと怖く見えないとダメなんです』というので、絵コンテよりも必要になぶり殺すという演技が足されたのは玄馬さんです。本当に大変だった。全然あのカットが上がってこなくて(苦笑)」と、苦労の裏話を披露し盛り上がっていた。

 アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は12月25日正午よりEST配信(セル配信)とTVOD(レンタル配信)で配信予定!

 ※記事内画像は(C)創通・サンライズ

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キービジュアル

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場面カット

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場面カット