俳優・女優 2014年01月17日19時34分

【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」


【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」

笑いが絶えない司会進行になりそうな西田敏行(左)と樹木希林(右)

 女優・樹木希林(71)と俳優・西田敏行(66)が16日、東京・グランドプリンスホテル高輪「国際館パミール」1Fで行われた『第37回日本アカデミー賞』優秀賞発表会に出席した。

 昨年度、最優秀主演女優賞に輝き、そのときのスピーチで「私全身がんなので来年の仕事の約束はできないんですよ」と、衝撃の告白を飄々と語った樹木は、「昨日で、治療は終わらせました」と、治療終了を告白。一方、今年から組織委員会副会長に就任した西田は、「自分の作品を選びたい」と、笑わせた。

 「日本映画人による日本映画人のための日本映画の祭典を」をキャッチフレーズに1978年からスタート。日本アカデミー賞協会正会員3944名による投票によって決定される映画賞。今回の選考対象は2012年12月16日より2013年12月14日まで東京地区における商業映画劇場にて、有料で1日3回以上上映し、それを2週間以上継続して公開された、40分以上の183作品を対象に優秀作品賞など、16部門が発表された。

 総合司会者は、昨年度の最優秀主演女優賞を獲得した樹木希林と、今年から組織委員会副会長に就任した西田敏行が務める。

 4度目の総合司会となる西田は、「日本映画がどんどん元気になってくる様子が分かりますし、とっても嬉しく思っております。素晴らしい作品が毎年公開になって、ご覧いただくお客様もどんどん増えて、ますます日本映画、いい感じで盛り上がっているなぁと思っております。その集大成のような日本アカデミー賞の司会を仰せつかりまして、光栄なことと思っております。一生懸命務めさせていただきますので、素晴らしい授賞式になることを願いつつ頑張ります。よろしくお願いいたします」と、硬いあいさつ。

【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」

 一方、2度目の総合司会となる樹木は、「昨日で71(歳)になったので座って失礼させていただきます」と、会場を和ませると、「私は遅れてきた映画人という感じで、テレビの側にばかりいましたので、映画は残る。テレビは消えちゃうので、さっと生きて、さっと・・・という感じでいましたが、年取ってからセリフ覚えられなくなってしまって、すいません、映画に出させていただくという感じです。元々、神田神保町の生まれでお祭り騒ぎが大好きなので、映画祭、日本アカデミー賞にラインナップされた受賞した方々がみなさん来ていただけるということなので、カメラを持って、楽しみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」と、いかにも樹木らしい独特の言い回しで笑わせる。

 総合プロデューサーの映画会社『松竹(株)』常務取締役 映像本部長の大角正氏は、「司会のお2人が素晴らしい。映画で言うと、シーンナンバー書いてあるけど、中のセリフが何も書いてない。何が飛び出すかわかりません」と、アドリブが効く西田、樹木の2人への期待を寄せる。

【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」

「誰にえこひいきするんですか」と樹木

 気を付けたいこと。西田は、「受賞者に失礼の内容に言葉遣いを気を付けたい。希林さんがどうでてくるか大変・・・そのへんではドキドキしながら気をもむことになろうかと思っておりますけど、希林さんは人生達観の域に達せられている方なので、一つ一つの言葉が、大変重くて、深くて、面白くてという言葉を発せられるだろうと思っておりますので、それに対してうなづいていればいいかなぁと思っております」

 樹木は、「その言葉、そのままお返しいたします。私がうなづいていればいいかなぁと思います。前回、主演女優賞の時に、沢尻エリカ様のところが、すごく長い間、司会者がついていましたので、そういうえこひいきは当然、あるだろうと。人間がやるんですから、そういうのがあっていいと思いますので、西田さんがどの辺にへばりつくか見てみたいと思います」と、さっそく、ウェットに飛んだ“球”を投げると、それを受けた西田は、「今回、(大好きな)吉永(小百合)さんがでていらっしゃらないので、わりと気楽にできるかなぁと思っております」と、早くも息ピッタリ。

 一方、昨年3月に行われた『第36回日本アカデミー賞』最優秀主演女優賞のスピーチで、「私全身がんなので来年の仕事の約束はできないんですよ」と、衝撃の告白を飄々と語った樹木に、「体調は大丈夫ですか?」との質問が。

 樹木は、「元気というか、生活の質が変わらないんいですね。それがありがたい。がんというのは、消えたように見えても、一度やったら、そのあと何年か出なくて初めて治ったかなぁという感じらしいんですね。そういう意味では、私は、そういうものを持っている人間として、自分で承知していますので、元気というのでもないし。ちょうど昨日、今回の治療の最終日でした。本当はもっと後にしたかったんですけど、『出てこい出てこい』といわれるので、それに合わせた治療を組んで、一応、とりあえず今回は終了。それが完璧かどうかは今後の状態ですね。常に(がんを)持っているということを医者には言われております。がんはそういうものらしいですよね。この時間だけ元気にしているわけではないです。さっきから、西田さんにちょっかい出しているので、ね」と、無理しているわけではなく、いたって普通と言い、西田に振る。

【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」

「なるべく自分の出た作品は選びたい」と西田

 西田は、「微塵も感じません。元気だなぁ」と言うと、樹木は、「元気というか、普通なんですよね。それがありがたいことに」と、普通を強調する。

 また、2011年の『第34回日本アカデミー賞』の時に西田敏行が役員になり、三國連太郎さんが副会長に同時になった。「いま、三國さんがお亡くなりになられて、西田さんが副会長の重責を担う気持ちと、三國さんへの思い」について質問が。

 西田は、「22年間ご一緒した三國さんがいなくなった寂しさは、胸の中にあるんですけど、三國さんがおやりになっていた副会長というお立場で勤められた時に、『何かなさったんですか』と、聞いたら、『なんもしてないよ』といわれていたので、それなら僕もできるかなぁと思ってしまったんですが、それは間違いでしょうねぇ」と、言う。

 すると、樹木は、「何か利点があるんですか?」と、西田に質問。西田は、「何もないですねぇ」と、少々困惑気味。樹木が「名誉とか」と、さらに突っ込むと、西田は、「そのへんですかねぇ」と、しどろもどろ。樹木が「すばらしいですねぇ。いままでの実績の結果だと思います。羨ましいことだと思います」と、感想を。報道陣から、「何か副会長としてやつてみたいことは?」と問われた西田は、「なるべく自分の出た作品は選びたいなぁと思います。今回もないんでね」と、笑わせた。

 そして、発表会の最後に「ありがとうございました」と、出席者が礼をすると、帰り際に樹木は、「背広の人が頭下げると謝罪しているみたい。謝罪会見みたいでなんかいや」と、最後まで樹木のマイペースぶりは変わらず、会場の笑いを誘った。

 『第37回日本アカデミー賞』授賞式は3月7日、午後4時より東京・グランドプリンスホテル高輪「国際館パミール3F」に開催される。

 

【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」

「がん治療が終了した」と樹木希林

【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」

後ろにも柄がプリントされている

【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」

組織委員会副会長に就任した西田敏行

【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」

「カメラを持って、楽しみたい」と、語った樹木


【日本アカデミー賞】樹木希林&西田敏行、息ピッタリ!樹木、「えこひいきいい」に西田、「吉永さん出てないので」

「吉永(小百合)さんが出ないので気楽です」と西田